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CDC(Change Data Capture)

概要

  • CDC(Change Data Capture)は、データベースの変更(挿入、更新、削除)をリアルタイムで検出し、その変更を他のシステムに伝播させる技術
  • Kafkaでは、CDCを利用してデータベースの変更をトピックにストリームとして送信し、他のシステムで処理することが可能。
  • CDCは、Kafkaを用いたリアルタイムデータ処理やイベント駆動型アーキテクチャの構築において重要な役割を果たす技術

KafkaでCDCを利用するメリット

  1. リアルタイムデータ同期
    データベースの変更をリアルタイムでキャプチャし、他のシステムに反映できる。

  2. 非侵入型アプローチ
    データベースのトリガーやアプリケーションコードを変更せずに、ログベースで変更を検出する。

  3. スケーラビリティ
    Kafkaの分散アーキテクチャにより、大量のデータ変更を効率的に処理できる。

  4. データ統合
    異なるシステム間でデータを統合し、データウェアハウスや分析基盤に活用できる。

KafkaでのCDCの実現方法

  1. Debeziumの利用
    Debeziumは、Kafkaと連携してCDCを実現するオープンソースツールである。データベースの変更をキャプチャし、Kafkaトピックに送信する。

  2. データベースのログベースCDC
    データベースのトランザクションログ(例: MySQLのbinlog、PostgreSQLのWAL)を監視し、変更を検出する。

  3. Kafka Connectの活用
    Kafka Connectを使用して、CDCツール(例: Debezium)をKafkaクラスターに統合する。