OpenTelemetryとは
近年、様々な状況に対して強く、柔軟なシステムが求められ、その中で重要な要素として「Observability」(可観測性:オブザーバビリティ)が求められています。
OpenTelemetryは、Observabilityにおいて必要不可欠なシステムの状態を示すさまざまなシグナル(ログやCPU、メモリなどのメトリクス)の収集や送信を標準化する、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)プロジェクトです。
Observabilityを実現するためにシステムの状態を可視化するためのシグナルである「テレメトリー」が用いられます。
テレメトリー
テレメトリーの要素としては、ログ、トレース、メトリクスが重要。
加えてプロファイル、ダンプも含めたものを「Primary Signals」と呼んでいる。
- ログ
- アプリやサーバで発生している個別のイベント(エラーログ、アクセスログなど)
- トレース
- メトリクス
- サーバのリソース状況(CPU使用率など)やサービス状況(レイテンシ、トランザクション量、エラーレートなど)といった、特定の時間間隔で測定された数値データ