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Ruby Gold取得に近づくために1.8 → 2.1 の変更点を理解する

Ruby Ruby資格取得

Ruby 技術者認定試験制度の改訂によりRubyバージョンが1.8から2.1へ変更となった。
変更点について確認して行きます。

ハッシュリテラル

〜: 値の書き方が変更点。もう結構お馴染みの書き方ですね。
最初は何だこれは??と思いましたが。。
**〜はオブション引数。引数に指定していないKeyが挿入された場合、まとめて格納してくれます。

def test(a: 1, b: 2, **c)
  p a
  p b
  p c
end

test(b: 3, c: 4, d: 5)

#=> 1
#=> 3
#=> {:c=>4, :d=>5}

キーワード引数

2.1よりデフォルト値を指定しなくとも良くなった。

def calc(x:, y:, z:)
  x + y + z
end

calc(x:1, y:2, z:3) # => 6

# 余分なキーワードが存在する場合はArgumentError が発生
calc(x:1, y:2, z:3, a:5)
#=> ArgumentError: unknown keyword: a

その他の引数との混在させる場合には定義順に注意が必要。下記の通り

1.通常の引数
2.デフォルト式付き引数
3.可変長引数
(4.通常の引数)
5.キーワード引数&デフォルト式付きキーワード引数
6.オプションハッシュ
7.ブロック引数

def method(a, b = 1, c*, d, e:, f: 2, **g, &h)
  return a, b, c, d, e, f, g, h
  end
  method(0, 1, 2, 3, e:4, f:5, g:6) { 7 }
# => [0, 1, [2], 3, 4, 5, {:g=>6}, #<Proc:0x007fab1118ec28@(irb):7>]

通常引数はオプションハッシュの前であれば、どこかにいれることは可能かも。。
現実的にはデフォルト式付き引数とデフォルト式付きキーワード引数はどちらかに
統一したいですね。

新しいラムダ式

# 新しい書き方
->(x) { puts x }

# 上記と同じ古い書き方
lambda { |x| puts x }
# 引数なし
-> { puts 'hello' }

# 引数一つ
-> (x) { puts x }
-> x { puts x }

# 引数二つ
-> (x, y) { puts x, y }
-> x, y { puts x, y }

# オブジェクト化&呼び出し
add = ->(x, y) { x + y }
p add.call(1, 2) # => 3

文字数が減って、引数がカッコ内からの代入へ変更。
わかりやすくなったかな..

Enumerable#lazy

mapやselectにおけるlazy版を提供するメソッド

# 下記だと無限の長さの文字列を作成しようとして、結果が返却されない
p (1..Float::INFINITY).map { |i| i ** 2
}

# 遅延評価させるlazy版で記述
p (1..Float::INFINITY).lazy.map { |i| i ** 2
}.take(3).force
#=> [1, 2, 3]

takeは引数で指定したn個の要素を取得する
forceはto_aのaliasで怠惰なEnumeratorに仕事を強制させるメソッド

mapと遅延評価版mapは返却するものが異なる
Enumerable#map -> Array
Enumerable::Lazy#map -> Enumerable::Lazy

参考URL
Rubyist Magazine - 無限リストを map 可能にする Enumerable#lazy Ruby - EnumeratorとEnumerator::Lazyの違い - Qiita

Fiber

・Procのように手続きをオブジェクト化できる
・手続きを中断し、途中から再開できる

なんのこっちゃ、例をみてみます。

f = Fiber.new {
  x = 0
  loop do
    # yeild実行後に呼び出し元へ戻る。戻り値はxになる
    Fiber.yeild(x)  # 初回、この時点で x = 0、2回目の呼び出しで x = 1
    x += 1
  end
}

3.times do
  # Fiber内のx += 1から開始する
  p f.resume
end

#=> 1
#=> 2
#=> 3

2.times do
  p f.resume
end

#=> 4
#=> 5

ノンプリエンプティブな軽量スレッドを提供する
ファイバーは親子関係を持つ。
Fiber#resume を呼んだファイバーが親になり 呼ばれたファイバーが子になる。

親子の切り替え方

  • Fiber#resume により子へコンテキストを切り替える
  • Fiber.yield により親へコンテキストを切り替える

スレッド間をまたがるファイバーの切り替えはできない。

f = nil
Thread.new do
  f = Fiber.new{}
end.join
f.resume

#=> t.rb:5:in `resume': fiber called across threads (FiberError)

Module#prepend

既存メソッドを上書きできるinclude機能を提供するのがprepend
例を見てみましょう。

まずはincludeの場合

module M
  def method
    puts "M method"
  end
end

class C
  include M
  def method
    puts "C method"
  end
end

c = C.new
# クラス内のメソッドが優先される
c.method # => C method

次はprependの場合

module M
  def method
    puts "M method"
  end
end

class C
  prepend M
  def method
    puts "C method"
  end
end

c = C.new
# module内のメソッドが優先された!!
c.method # => M method

Refinements

オープンクラス、モンキーパッチなどで全体へ影響する修正を行い、
面倒なことになるのを避けるために、限定的なスコープのみでクラス拡張を行えるのがRefinements

module M
  refine Fixnum do
    def /(other)
     self.quo(other)
    end
  end
end

p 1 / 2 # => 0
#usingで読み込んだスコープのみで有効、読み込んだ後から適応される
using M
p 1 / 2 # => (1/2)

usingのスコープ
ファイルをまたがないため、記述したファイルを require や load しても拡張は有効にならない。

Refinementは厳密なレキシカルスコープ(文脈上のスコープ)で動作する。

module Extensions1
  refine String do
    def hello
      puts self + "hello Extensions1"
    end
  end
end

module Extensions2
  refine String do
    def hello
      puts self + "hello Extensions2"
    end
  end
end

class RefineTest
  using Extensions1
  "outer1".hello # => outer1 hello Extensions1
  
  class InnerClass
    using Extensions2
    # innerClass内のみで変更が適用される
    "inner".hello # => inner hello Extensions2
  end
  
  "outer2".hello # => outer2 hello Extensions1
end

モジュールには適用できない

module M
  refine Enumrable do # => エラーになる
  end
end

SelectorNamespace

class A
  def m1
    puts "GOOD"
  end
  def m2
    print "TEST "
    m1
  end
end

a = A.new
a.m1 # => GOOD
a.m2 # => TEST GOOD

module Extension
  refine A do
    def m1
      "VERY GOOD"
    end
  end
end

using Extension
a.m1 # => VERY GOOD
a.m2 # => TEST GOOD

最後の行のa.m2 # => TEST GOODに関して
m2はExtension内で変更されていないためAクラス内のm2を参照する。
m2はAに属するメソッドなので内部で参照しているm1はAクラス内のm1を参照する。

Aのm2メソッドはExtension内のスコープに影響を受けない。
これをSelectorNamespaceと呼ぶらしい。

参考URL

http://qiita.com/yustoris/items/77fd309178dcdd13b5cd